もず

April 30, 2006 長野県にて撮影
EOS-1D MarkII + EF400mm F2.8II + EF 1.4x

小淵沢方面の桜を撮りに4/23,24と小遠征してきました。 23日は生憎の曇り空で翌日のための下見に徹し、早々にコマドリポイントに移動しました。 まだ道にも雪が残っていて歩くのにも気を使いましたが、渡ってきたばかりのコマドリに遭うことが出来ました。
図鑑でも見たことの無い、♂同士の縄張り争いや、♀の姿も撮影出来ラッキーでした。
April 23, 2006

小淵沢近くの「神田(しんでん)の大糸桜」です。後ろの甲斐駒ケ岳も上部が雲に隠れています
八ヶ岳 曇り空では桜が映えません。 でもこの位が鳥の撮影には丁度良いのです。 従ってこの山に下心を持って移動です。

現地に着くと、まだ周りに雪が残ってます。 とりあえず重い機材は車に残し偵察に沢を詰めます。 まずは ミソサザイ、コゲラ、コガラに会いました。 さらに進むと渓流の音に負けない「ヒン、カラララー」が聞こえました。 馬の嘶きに聞こえることから駒鳥と命名されたと納得です。 急いで車に機材を取りに戻りました。
 まだ渡って来て間もないと思われ、3羽の♂が場所取り合戦の最中でした。


なんといきなり、尾羽を広げたこのポーズをゲットです。 このポーズを撮りたくて昨年もこの場所に来たのですが時期が遅かったようで断念しました。 最初は我々を警戒しているようでしたが、縄張り争いに夢中になって人間の存在を一切無視し始めました。
どうやら尾羽を広げるのは相手に自分を大きく見せるためのようです。
横からのシーンも撮れました。 ただ、足がちゃんと出てなーい! 残念。
後ろからのカット
正面からも
♀です。 ♂のように胸が青くありません。 卵を抱き始めると姿を見ることが出来ません。 ♂同士の争いを尻目に餌を捜していました。 背景は残雪です。
♂も残雪をバックに鳴きます
飛び物も一枚ゲット
枝の上でも鳴きます
♂同士の睨み合いです。 
相手を岩陰に追い込みます
土俵の上で
このシーンはかなり珍しいカットではないでしょうか?
ということで、コマドリの初見初撮りは大成功でした。 でも撮影に夢中になって、昼食を食べ忘れるは、重い機材を且つで行ったり来たりで滅茶疲れました。 一緒に行って頂いた S先生、IKGさん、常盤さんに感謝、感謝です。

April 30, 2006

多分、今シーズンはコマドリ撮影には行かないだろうと思っていたのですが、写真を整理していると背景の綺麗な写真が無いのに気付き、もう一度行きたくなってきました。 そんな時、S先生からもう一度行こうとのお誘い。 お断りする筈がありません! 今回はお昼の弁当を買い忘れるなんてことしません。

現場に到着寸前、カモシカの若に遭遇。 逃げないのでレンズを100-400mmIS に付け替えて150mmで撮影。 今まで何度かカモシカに遭遇したことはあるのですが、撮影できたのは初です。 コマドリの鳴き声も聞こえています。
まずはミソサザイ君がお迎えです。 ミソサザイの特集は別途作成します。
今回は縄張りが既に確定したのか、コマドリ君たちあまり鳴いてくれません。 かろうじてこのショットが撮れた位です。
今回は縄張り争いは見られませんでしたが、背景が良いものも何枚か撮れました。
コマドリに夢中になっている時に、ふと横を見るとルリビタキがいたりします。 他にオオルリも来ましたが撮影できませんでした。
やはり、鳥は水のあるところに集まります。

ノートリです。 こんなに近くに来てくれても...
コマドリが渓流の傍に棲んでいる雰囲気のカットも何枚か撮れました。
このカットを最後に横浜への帰路につきました。

今シーズンはもうコマドリは撮りに行かないつもりですが、別の鳥さんを撮りに信州方面に出かけるときには立ち寄るかも知れません

北極海からの迷鳥オガワコマドリのページもアップしましたのでご覧下さい。

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