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ハヤブサ Peregrine Falcon

May 8, 2005
連休最後の日曜日、ヒナが見れるかも知れないと期待して行ってきました。

従来は三脚と雲台としてLibecのビデオ雲台(耐荷重10Kg)を使用しており、その使い易さ、安定性には満足していました。 しかし、この所のハヤブサ続きでその背の高さに難があり、4416さんから大型のジッツォ5型三脚を譲っていただき、とりあえずマンフロットの503雲台(耐荷重6Kg)を付けたまま出掛けました。 (参考までに私のカメラ本体+400mmF2.8レンズの組み合わせは8Kg以上あります。) 結果は無残でした。 三脚は安定度・高さ共に完璧なのです(でもその分、素晴しく重いです)が、雲台503では重いセットを保持出来ません。 特にハヤブサを撮るときは仰角が大きいので固定し辛く、疲れました。 戻ったら直ぐにLibecの雲台を取り付けるための75mmボールアダプタを発注することに決定。
それでも、育児の為の餌運びを何枚か撮ったので、アップします。(残念ながら、この日はヒナを見ることは出来ませんでした。)

まずはオスがムクドリを持って巣に帰還です

右のオスがムクドリを岩の上に置きました。 メスが待機していた別の岩棚から駆けつけました。

メスがムクドリを咥えました。
メスはヒナに与えやすいように捌きに行きます。よく見るとムクドリの頭が付いたままです。

後ろでオスが「自分で全部食べるなよ!」って叫んでいるみたいに見えます。

ヒナは後ろのオスの正面に居る筈ですが見えません。

遠い崖でむしっています。

メスが捌いた餌を掴んで給餌に戻りました。

そんなハヤブサ夫婦の行動を気にも留めず、イソヒヨドリのオスがのんびり休んでます。

ヒナへの給餌が終わってメスは残りを持って自分のお食事に飛んでいきます。 
後ろのオスの表情に注目。

食後に嘴に付いた羽毛等を木の枝でお掃除中。

冒頭で述べたように雲台が合わず苦闘し、飛びものは良いのが撮れませんでしたが、
飛び出しは幾つかありました


上のカットからの連写3枚合成です。

May 16, 2005

75mmボールアダプタを入手しLibecの雲台を取り付け、そのテストを兼ね、ヒナ撮りに再挑戦です。
結論からいうと三脚セットは完璧でした。


こんなのも快適に撮れます。

頭の半分だけですがヒナを初めて見ることが出来ました。
「パパ遅いねぇ」「ママぁ、ぼく、お腹ぺこぺこだよー」

「ちょっとパパを捜しに行ってくるね」

「崖から身を乗り出したら駄目よ!」

「とは言ってみたものの、パパはいったいどこに行ったのやら...」

「それにしてもカメラマン多いなぁ。こっちからレンズを通して人間の瞳見えるんだよ」

「ちょっと下を覗いてみようっと」 
私の位置からはここまで見えたのが最高でした。
次回はもう少し沖の方に出ないと、でも遠くなるし波はかぶるし、トホホ

「僕は猛禽なんだぞぉー」 家に持って帰りたい程、可愛いです。

オスが帰還しました

メスにムクドリを渡すと直ちに飛び立ちます。

「ふぅ、ちょっと一休みするかな」
(この日は天気が良く、羽根が透けて綺麗でした。)

ママが捌きに行っている間に休んでいるパパに「早くー!」と叫んでます。

メスが捌いたムクドリを持って来ました。 子供は正座して待ちます。

ムクドリを引き千切ってます。 
ヒナが2羽見えますが、もう1羽計3羽いるようです。最も小さな1羽はこのメスの陰にいます。
ちょっと頭が見えただけで、カメラに収めることは出来ませんでした。
ここから、給餌シーンを連続で行きます。

この時にはこの1羽にだけしか給餌しませんでした。

さて、この給餌後、オスが巣を見下ろす位置で休憩(仮眠?)していると

メスが叫びながら飛んできました

「いつまで休んでいるのよ!」

危うく身体の大きいメスに体当たりされそうになったオスはしぶしぶ飛び出しました。
「疲れてんだけどなぁ」「何言ってるの、私だって給餌でぐったりよ」
「その割りに俺より身体でかいよなぁ」

「トホホ、でもまぁ良いか、島の反対側で休めばいいや」

それを見ていた雛が一言 「パパ、可哀相」

「うん?あんた達、いつまで写真撮ってる気? 今日のショウはお終い!潮が満ちてくる前に
とっとと帰んな。」
これを機に殆どのカメラマンは撤収しました。

今週末にも、天候が良ければ行く予定です。ヒナも随分大きくなっていることでしょう。 楽しみです

おまけ
5/16の飛びものから6枚


お疲れ様でした。

続編 巣立ち編(←をクリック)を別ページに作成しました。 (June 29, 2005)


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