September 21-23, 2006
かつて「アドリア海の女王」とその名をはせ中世イタリアを代表する海運強国だったヴェネティア。
干潟の上に長い歴史とともに築かれたとてもユニークな街、ヴェネティア。
一度は訪れてみたいと思いつつも、なかなか仕事で立ち寄る縁がなかったのですが、今回は次の目的地フィレンツェに行くまでに寄り道することが出来ました。
この街は世界中から観光客が集まるスポットでもあり常に大混雑のようです。
写真と共に感想も入れていく予定ですが、忘れないうちに一つ、それは、行くのならしっかり歩けるうちに行くべきということ。 杖を使って歩く人には、かなり、辛い街。 舟の乗り降り(誰も手を貸してくれない)、沢山ある太鼓橋状の小橋を渡る時、旅行用荷物の運搬などかなり厳しいものがあります。 イタリア全般に言えることですが車椅子に対する配慮は全くといってもありません。
今回の撮影対象およびポイントを地図に入れてみました![]() |
チューリッヒからの特急「カナレット(EC173)」は予定を20分以上遅れて、ヴェネティア・サンタ・ルチア駅に到着。 ここから先は船或いは徒歩以外の交通手段は認められていません。 ヴァポレットと呼ばれる水上バスか水上タクシー(モーターボート)しかホテルまでの交通手段はありません。 我々は荷物が多いのでアカデミア橋の近くにあるホテルまで、水上タクシーに乗りました。 荷物を入れて55ユーロでした。
ホテルまでの水上タクシーから撮影のヴェネティア第一印象を数枚。 やっぱり水の都ヴェネチアです。
ちなみに、機材は Canon EOS Kiss Digital-X + EF24-105mmL IS です。
![]() |
ヴェネティアの運河を渡る橋はすべてこのようなアーチ型をしています。 |
![]() |
大運河に沿って何百年も建ち並んでいる建物群 |
![]() |
アカデミア橋の真下から、夕陽を浴びたサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。 キヤノンのハンディカムの広告に使われている 場所はここでした。 |
![]() |
![]() |
名物のゴンドラに乗った観光客 |
![]() |
![]() |
チェックインしたホテルの部屋のバルコニーから1枚。 運河の奥の教会の塔が右に傾いています。 この街の建物の多くが多少 傾いているので撮影時に水平を出すのに苦労しそうだと思いました。 |
少し休んでから、夕食前にアカデミア橋を通りサン・マルコ広場まで約15分の道のりを歩きました。
サン・マルコ広場とその周辺はとても賑っていたというか、観光客で溢れかえっていました。 結局、
![]() |
アカデミア橋の上からサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会。 |
![]() |
とても細い横道。すれ違iいできないどころか、荷物を持ったら横歩き。 |
![]() |
サン・マルコ広場。 右に見えるのが大鐘楼。 |
![]() |
サン・マルコ寺院 |
翌朝夜明け前の6時に三脚とTS-E24mmを装着したKiss D-Xを担いで一人でサン・マルコ広場に出かけました。 shinさんやsun7Hさんから、ファインダーを覗いている時にこん棒で殴られ気付いた時には身包み剥がされて病院だったという日本人のコワーイ話が甦りますが、好奇心が勝ちました。
![]() |
途中の小運河の橋の上から。 6:20AMまだまだ暗いです。 |
![]() |
夜明け30分前(6:30)のサン・マルコ広場です。 さすがに人影は殆どありませんでした。 キヤノンのデジカムの別の広告写真は 昼間に撮っていますが、人気を何らかの手段を排除したのでしょうね。 我々はこんな早朝に撮るしかありませぬ。 でも、このカット、自分でお気に入りなんです。 この前後の撮影分ではどういじってもこの色が出ないのです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
ゴンドラも夜はシートをかけてお休みです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
アカデミア橋からの朝日。 |
朝食を済ませて、いよいよベネティア観光です。 ヴァポレット(水上バス)を利用してサン・ジョルジョ・マッジョーレ島に行き、その後、サン・マルコに渡り、ドォカーレ宮、リアルト橋、迷路のような小道、カ・ドーロ(昔の商館、今はフランケッティ美術館)、最後にサン・マルコ広場に昇り、ヴェネティアの夕景撮影です。
![]() |
ヴァポレットの中からのS.M. デッラ・サルート教会。 手前の青い舟もヴァポレット |
![]() |
同じく舟からのサン・マルコ大鐘楼とドゥカーレ宮(右側)さらにその右の建物に2階から架かっているのが「溜息の橋」 |
![]() |
これは後ほどサン・マルコ側から撮ったサン・ジョルジュ・マッジョーレ教会 |
![]() |
その内部 |
![]() |
サン・ジョルジュ・マッジョーレ教会の鐘楼上部から見たサン・マルコ側(この鐘楼はエレベータで上がれます) |
![]() |
同上のS.M. デッラ・サルート教会。 こんなに気になる教会でしかもホテルから近いのに中に入らなかったのが悔やまれる。 |
![]() |
ここを渡ると生きては戻れなかった「溜息の橋」 左がドゥカーレ宮、右が牢獄。 |
![]() |
ドゥカーレ宮の1階の回廊 |
![]() |
ドゥカーレ宮中庭。後ろに見えるのがサン・マルコ寺院のドゥオーモ。 |
![]() |
溜息の橋の内側 |
![]() |
牢獄。 ここは水に浸かる事も多かったそうです。 |
![]() |
リアルト橋に移動する途中の小運河 |
![]() |
これが有名なリアルト橋。 屋根が付いていますが、中はお店になっています |
![]() |
リアルト橋を渡って迷路街を歩いている途中で見つけたレストラン横の運河 |
![]() |
ランチはピザ。 3人で2枚ペローリ。 |
![]() |
先の小運河の反対側。 生活感も |
![]() |
カ・ドーロの大運河側 |
![]() |
その中庭。 撮影禁止といわれ門から盗撮。 |
![]() |
カ・ドーロを家人が見学している間に撮った魚市場(左側) |
さて、いよいよ、今回のヴェネティアのハイライト、サン・マルコ広場の大鐘楼(やはりエレベータ付き)からの夕暮れのヴェネティア
俯瞰図です。
![]() |
西側のS.M.デッラ・サルート教会を地上から。 |
![]() |
サン・マルコ寺院のドゥオーモ越しのヴェネティア。 肝心の所にクレーンがぁ(涙)でもこの街の景観を守る為なので仕方ないですね。 |
![]() |
![]() |
なんとかクレーンを避けた苦肉の一枚。 |
![]() |
西側、サン・マルコ広場側 |
![]() |
![]() |
次の朝、フィレンツェに向かいました。
![]() |
生活の為の運搬も全て船です。(ホテルの部屋から) |
![]() |
アカデミア橋とサンタ・マリア・デッラ・サルート教会。 このカットは船からでないと無理です。 駅への水上タクシーから |
![]() |
駅までは観光客の少ない運河を通りました。 |
![]() |
フィレンツェへ向かう特急ES9467をヴェネティア・サンタ・ルチア駅にて |