成田ーチューリッヒ(Zurich)ーベネチア(Venezia)


September 23-24, 2006

ヴェネティアからボローニャを通り、特急で約3時間フィレンツェSMN駅に午後1時半に到着。 駅前にサンタ・マリア・ノベッラ(SMN)教会がありますが、取りあえずタクシーでホテルにチェック・イン。 長年のUS出張時に貯めたホテル・チェーン のポイントを利用して、5つ星のホテル に無料宿泊です。 (この街には甥っ子が留学しているので案内する為に部屋に来ようとしたらフロントで止められてしまい、迎えに行ってやっと通してくれました。)

 フィレンツェはルネッサンス発祥の地で旧市街全体が世界遺産にしていされている。 「神曲」のダンテ、「デカメロン」のボッカッチョ、レオナルド・ダ・ヴィンチらを輩出したこの地にルネッサンスが開花したのにはメディチ家の庇護によるものが大とされ、メディチ家の当時の繁栄振りを偲ばせれる建物や美術品が多く残されている。

 撮影はEOS Kiss Digital X + EF24-105L IS がメインですが、EF17-40mmL 及び TS-E24mm も使用。 とにかく中世の街並みがそのまま残されている=道が狭い&建物がひしめいている ということで苦労しました。 特にこの街の中心、大聖堂(ドゥオーモ)の威容には圧倒され、どうやっても全景を撮ることが出来ませんでした。 次回というチャンスがあれば少なくともフルサイズカメラ持参です。 また、ヴェネティア同様、観光客がとても多いので、脚立が欲しい場面も多々ありました。 (このドゥオーモの周りをぐるぐる廻り、悩んでばかりいた結果、他の写真を殆ど撮っていなかったことに後で気付きました。)

地図をクリックで拡大します。
ドゥオーモ、ベッキオ橋、ミケランジェロ広場の位置を頭に入れて頂くとこれからの写真が分り易い
と思います。

ホテルのロビー。格調が高いです。
ホテルからアルノ川沿いにフェラガモ博物館の方向に歩いて向かう途中の対岸
右がフェラガモ。 下の写真のように屋上は城砦のような形をしています。
シニョーリア広場の人ごみ越しのロッジア・デイ・ランティ 14世紀終わりに雨をしのぐ集会所として作られたそうです。
今は屋外彫刻ギャラリー
ベッキオ宮。 かつてのフィレンツェ共和国政庁舎。 高さ94m。 内部には入りませんでした。残念。
24-105mmISの24mm で手持ち2枚撮影分をスティッチ合成。
ベッキオ宮入り口
シニョーリア広場の彫刻やブロンズ像
ウフィッツィ美術館の中庭部分。 内部では撮影禁止だが正面に見える3階部分の廊下から外を撮影することは許可される。
内部の見学は明日の午後に予約してあるので、今日は回廊の下から振り返ってヴェッキオ宮を撮影。 
ちなみに、手前左のアフリカ系のお兄ちゃんたちは、偽物ブランドバッグを路上で販売している。 手に持っている白い布に
商品が入っている。 警察の目を盗んでは路上にこの布を拡げ、偽物バッグを並べる。 この時は、この後ろで取締りがあり
逃げてきたばかり。
ウフィッツィ美術館の下を抜けるとすぐにヴェッキオ橋が見える
ヴェッキオ橋の賑わい。 両側は宝石店が並ぶ。
大聖堂とドゥオーモです。 あまりの大きさに驚きました。中央はジョットの大鐘楼。 大聖堂には3万人が集うことが出来るそう。
白、ピンク、グリーンの大理石の幾何学模様が素晴しい。今までに、内部が大理石で豪華な教会はブダペストで見たことはある
のですが、ここまで外側を大理石で固めた教会は初めて見ました。 
娘が「この感動をどのように、友達に伝えられるか判らない」と言っていましたが、全く同感です。
 また、このジョットの大鐘楼の上から撮る市街の写真も今回の目的の一つでしたが、肝心のドゥオーモの先端が修復で
足場が掛かっていたので断念しました。 
大聖堂内部。 外見と違い内部は意外と質素な感じです。
クーポラ内側にヴァザーリとその弟子達により描かれた「最後の審判」
ドゥオーモから少し北に歩いた所にあるメディチ・リッカルディ宮の内庭。 この建物は外見はいやに質素。
ここを建てたコジモ1世は、一度は町を追われ、民衆の「ねたみ」「そねみ」が何よりも恐ろしいことを体験し外観を質素にした
そうです。 1460年から約100年メディチ家の住まいとして使われたと地球の歩き方に書いてありました。
やはり、リッカルディ宮の内部の1部屋です。 イタリア語が解らないので何の部屋だったか判りません。 Y太教えて!
今日のメインイベント、ミケランジェロの丘からのフィレンツェ夕景撮影に少し時間があるので一旦ホテルに戻り、ちょっと一杯。
中央に見えるのがミケランジェロの丘近くのサン・ミニアート・アル・モンテ教会。 写真を整理していて気付きました。
やはり大理石の外観です。

ミケランジェロの広場からの夕景、暮景です。
ここも観光客が多かったです。

翌日、早朝にドゥオーモのパノラマ合成用の写真を撮りに出かけましたが、どの方向から撮っても無理と判断。 撃沈です。
理由はTS-Eのシフトの範囲を超えています。 17mmで撮ることも諦めてしまいました。
ま、気を取り直して、少しアップします。

無理やり2枚合成しました。もう少し修正が必要ですが、 とりあえず人の大きさと比べてください。
少し引いて、手前の洗礼堂を入れて撮影。 この洗礼堂があるので正面にスペースが無いのです。
洗礼堂の扉。 「天国の門」
南側
ホテルの横にある オーニサンテ教会の入り口。 
内部です。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。この写真左手が正面ですが改修中でした。
ここのステンドグラスはとにかく繊細でした。
SMノヴェッラ教会内部。 撮影禁止です。 ごめんなさい。
ウフィッツィ美術館の3階廊下からのヴェッキオ宮。 監視員に言えば撮影は許されますが、 2重窓で晴れた日は写りこみを
防ぐのが大変です。
長々とお付き合い頂き、有難うございました。
次はチンクエテッレ編を作成します。

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