成田ーチューリッヒ(Zurich)ーベネチア(Venezia)


September 25, 2006

朝7:50にフィレンツェSMN駅を出た特急「IC505」はピサを通り9:52にはラ・スペツィア駅に到着。 タクシーで予約してあったホテルに入り荷物を預け、又、タクシーで駅に戻りました。

チンクェ・テッレは下の地図に示すように、ラ・スペツィアからジェノヴァに向かうリオ・マッジョーレ、マナローラ、コルニーリア、ヴェルナッツァ、そしてモンテ・ロッソ・アル・マーレの5つの漁村の総称で、ユネスコの世界遺産に登録されています。 (イタリア語でチンクェは5、テッレは土地=村を意味する。) 

実はチンクェ・テッレの存在は今回の旅行の計画の途中まで全く知らなかったのです。 フィレンツエからフランスのカンヌに移動する列車を調べていた時に偶然知りました。 マナローラの写真は旅行社のポスターなどで見たことがあり、いつか撮ってみたい風景だとは思っていたのですが、まさか、ここがその場所でったとは! 急遽カンヌ滞在を1泊減らし、ここに1泊することにしました。

旅行案内書で見るとモンテ・ロッソ・アル・マーレに宿を捜すべきと書いてあるが、なかなか取れません。 苦肉の策で、ラ・スペツィアのホテルを予約しました。 結果的にこれは正解だったようです。 そこそこの中都市だし、ホテルで高速インターネットは接続可能だったし... フィレンツェなどからの日帰りバスツアーもラ・スペツィアの駅前に客を降ろし、電車で移動していたみたいでした。 電車は1時間に1本以上の間隔でラ・スペツィアから出ており、モンテロッソ・アル・マーレに必ずしも泊まる必要はありません。

午後半日で、ヴェルナッツァ、マナローラ、リオ・マッジョーレの3村を訪問できました。 残念ながら、天候に恵まれませんでしたが楽しめました。 つまり、今後 ミラノやジェノヴァに仕事の時に往復を入れて1日あればここは訪問可能であることを確認しました。

地図をクリックで拡大します。
マナ・ローラの駅のガード下にあった看板。 チンクエ・テッレを海から見た絵です。 各村の名前は
全て大文字で書かれ、他は岬の名前のようです。 急峻な山に段々畑のように描かれているのが
開墾して作られたワイン用葡萄畑です。 この写真もクリックで拡大します。
ラ・スペツィアの駅の観光案内所でチンクエ・テッレカードなる1日乗り放題券を5.40ユーロで買い求めから、お昼の電車でチンクエ・テッレに向かいます。 各駅間は5分ほど、電車は1時簡に1本以上あるのですが、5つの村全部をまわるのは少し無理があります。 
まずヴェルナッツアまで行き昼食、次にマナローラに戻り、時間があればリオ・マッジョーレに寄って帰るというルートにしました。
ラ・スペツィア駅の1番線から発車です。 12両編成ですが、実際にチンクエ・テッレの各駅は3両分位しか乗り降りできません。
ヴェルナッツァ駅。 崖にへばりつく様に駅があるので全て地下道?を通らないと海に出られません。
海岸までの道。 ここは晴天が似合うのですが、残念ながら小雨模様です。 
港に着きました。 本当に小さな漁村です。
北の方にモンテ・ロッソ・アル・マーレの村が遠望できました。
村の古い教会
教会越しのワイン用葡萄畑。
村の全景を撮るために、モンテ・ロッソ・アル・マーレへ行く道を少し登りました。
もう少し登って、少しズームアップ。
港にに戻る途中の村の中。
村で見かけた猫
港の傍のレストランでランチ。 上は小エビとバジル入りニョッキ。 下はスモークサーモンのタニオリーニ。 
何でここでスモーク・サーモンなのかは別にしてどちらもとても美味しかった。(この2枚は娘の撮影です)
勿論、チンクエ・テッレ地元の白ワインも美味でした。

マナローラ

一番の目的地だった、マナローラです。 青空が欲しい!
山道を登った所にあるお墓から。
マナローラの駅より。

リオ・マッジョーレ

この村は俯瞰図は地形的に撮れません
この辺り特有の岩。 これの崩れたものを畑などの垣根にしていました。
リオ・マッジョーレ駅。 右にトンネルが見えますが、この左側3両分しかプラット・ホームがありません。 
マナローラからの到着時には、トンネルの中で降りて歩きました。

この駅で嬉しいハプニングが。 列車が遅れ待っている時、近くにいた60代以上のご婦人の団体さん、聞くともなく耳を
傾けていると懐かしい、訛の無い極めて標準語の英語。 まさかと思いながら、「ミネソタ辺りから?」と聞くとピンポン! 
中のお一人はなんと20年前に家族で住んでいた、ウィスコンシン州のオークレア市から来ているとのこと。 
北国の懐かしいお話で盛り上がりました。

何故か、ここチンクエ・テッレはアメリカ人が多かったです。 本格的なウォーキング装備の方も多かった。 恐らく、
USのTVで紹介されたのでしょう。  日本人は殆ど見かけませんでした。

ラ・スペツィア

雨も上がったのでホテルまで歩いて戻ることにしました。 なかなか小奇麗な街です。
夕食は駅に近い繁華街まで出てシーフード。 前菜にしらすが出てきたのも嬉しい驚きでした。(赤キャベツの上)
ここはフィレンツェなどの半額位です。