成田ーチューリッヒ(Zurich)ーベネチア(Venezia)


September 23, 2008

ブルージュ(フラマン語ではブルッヘ)はブリュッセルの北西にあり、列車で約1時間で行ける、中世そのままを町全体で保全している街です。 実はここには31年前に行ったことがあり、当時は日本では無名に近く、友人達から変わった奴と云われました。 観光客が増えたことを除けば、全く変わっておらず、この街の人々の努力に敬服しました。 只、あまりに人が多く、静かな写真を撮るにはこの地に最低一泊すべきだと悟りました。

 ブルージュは北海から20Kmほど内陸にあるのですが、水路を利用して、12-13世紀には西ヨーロッパ有数の貿易港で栄えたのだそうです。 しかし、15世紀に入り水路が泥で浅くなり商船の通行が困難となり都市としての機能も失い、その結果、中世の町並が冷凍保存されたかのごとく現在に残ったと云われています。

考えてみればベルギーは、フランス、オランダ、ドイツ、スペイン、そしてハプスブルグ家に攻め込まれ蹂躙された悲しい歴史を持つ国で、1839年に今のベルギー王国として独立した。 その歴史の中でブルージュが中世のまま置き去られたのは貿易港としての魅力を失っていたからなのでしょうね。

ブリュッセル北駅に入線するGent, Brugge経由Oostende(オステンド)行きのIC
Gent駅
次回は是非訪れてみたい町

Gent(ゲント}とブルージュ(ブルッヘ)の間の車窓から。 生憎の空模様です。

ブルージュの中心部の地図です。 出発地点の鉄道駅は地図の左下にあります。
地図をクリックで拡大します。

ペギン会修道院 Begjinhof

 ブリュッセルから列車で約1時間でブルージュに到着。 途中でゲントに停まりますが、今回は時間も無いので断念。
 駅を出ると、普通はコンサートホール方向に歩くか、バスなどを利用するようですが、今回は他の観光客の流れに別れを告げ愛の湖方向に歩き、まずはペギン会修道院に向かいました。
 ペギン会修道院は1245年に設立され、世界遺産にも認定されています。 
「愛の湖」に面したホテルの一部。
ペギン会修道院手前の水路
各種の旅行ガイドに使われている愛の湖とペギン会修道院入り口のシーン
修道院の入り口
礼拝堂への入り口
礼拝堂。 質素ですが重みを感じます。
今はペギン会ではなく、ベネディクト派の修道女達が暮らしているのだそうです。
出口近く
上のカットの左側の壁を正面から見たところ


聖母教会への途中で

ペギン会の傍はレストランが集まった地区でもあります
可愛いチョコレート屋さん

狭い路地


別の路地から中庭のような緑が見えます

その中庭


聖母教会直前の運河に面した古めかしい建物に遭遇。 夢中で何枚かシャッターを切ったのですが、後でこれが有名なメムリンク美術館であることを知りました。 12世紀に造られた聖ヨハネ施療院の建物の一部が美術館として利用されており、15世紀にブルージュ(ブルッヘ)を拠点に活躍した画家、ハンス・メムリンクの作品が展示されている。残念ながら中には入る時間が無かったこともあり、再訪する機会があれば是非じっくり鑑賞してみたい。。
ボートで水路めぐりをする観光客も多いです

聖母教会 O.L. Vrouwekerk

聖母教会はこの街で最も高い122mの塔を持つ13−15世紀にかけて造られた教会。 狭い道が多い街ではその外観全体像を掴むのが困難ですが、その特徴ある塔は町のあちこちから見ることができます




マルクト広場の鐘楼から
主祭壇と奥のパイプオルガン

内陣
裏側から
マルクト広場の大鐘楼の上部からみた聖母教会
帰り道に見つけた裏門

救世主大聖堂 St. Salvatorakathedoral

ブルージュ最古の教会で12-13世紀のゴシック様式
大聖堂の頭が見えてきました
素敵なホテルの入り口
中世そのままの小路
教会前の小さな広場に面した商店
大鐘楼からみた救世主大聖堂
主祭壇
17世紀のオルガン
ステンドグラスも素晴しい

マルクト広場と大鐘楼

マルクト広場はブルージュの中心。 ここに聳える鐘楼は市内のどこからも見ることが出来るランドマークです
ネオゴシック様式の州庁舎、右の赤いレンガは郵便局
14世紀にフランスの圧政に対して立ち上がったブルージュ市民の英雄の像(中央左)
13-15世紀に建てられた鐘楼。 高さは88m。 
人がすれ違うのも困難な 366段の螺旋階段を喘ぎながら昇り、360°の大パノラマを楽しみました。

鐘楼の対面のレストラン。 ここでちょっとコーヒーを一杯
休んでいると、地ビールの樽を積んだ馬車がレストランの前に。 只で試飲させてくれるのだそうです。
鐘楼に昇る前だったので、この時は辞退しましたが、夕食で馬車の一番左に書いてあるTripel (度数 8.5%)を楽しみました。

大鐘楼からの俯瞰図

ほぼ真南方向。 聖母教会
南東方向、近景。 手前に見える旗が出ている建物が市庁舎、その右手前の塔があるのが聖血礼拝堂
南西方向、救世主大聖堂
ほぼ真北方向手前が州庁舎
東方向

市庁舎と聖血礼拝堂 H. Bloedbasillek

市庁舎と聖血礼拝堂は繋がっており、市庁舎は1376-1420年にかけのて建造。 正面の像やレリーフは聖書の物語や歴史上の出来事を表しているとのこと


聖血礼拝堂には、12世紀に十字軍に参加したこの地方のフランドル伯がコンスタンチノープルから持ち帰った「聖血の遺物」奥の祭壇に納められている。 中は撮影禁止


街中スナップ等

お腹も空いてきたので、ブリュッセルに戻る前にペギン会修道院近くのレストランの一つで夕食を摂ることとし、歩いて戻りました。
途中、雨粒が時々落ちてくる夕闇の中で撮ったスナップを最後に貼ります。

夕食にオーダーした
牛肉のビール煮込み